カウンセリング記録〜自分が望むこと知る~

産休入ってすぐのカウンセリング

 

・思いやりすぎることで生じる辛さ

人に優しすぎて、相手を思うばかり、自分のやりたいことが見えなくなっている。主張できなくなってきる。自分の望むこと、自分にとって望ましい距離感をもっと考えてみた方がいい。自分は嫌なのに、相手の期待通りの反応をしてしまったりする。

自分が本当には望まない行動をしていると、それがその場を丸く収めるための行為だとしても、その後の自分の心にわだかまりが残る。主張しないことは形式上、自分を傷つけていることを容認してしまうことだ。そうなると相手は何も気付いていなくても、自分だけに辛さや悔しさが残る。私が現在抱えている多くのトラウマも、そうしたことから生まれてしまったのかもしれない。未だにトラウマに苦しめられ続けている。

相手の期待に沿った、自分を傷付ける・自分を大切にしない選択を、どうしてもしてしまうのであれば、最初からその場面状況に出くわさないように、相手から逃げる・距離をとるということも必要になってくる。

 

・問題/辛さへの向き合い方

問題に対する向き合い方には2通りある。「きちんと向き合う」「逃げる」である。どちらも正解で、どちらにもメリットデメリットがある。前者のメリットら、混合似た状況に出くわしても対処できるようになること。デメリットは、辛いこと。後者のメリットは、辛さを感じなくて済むこと。デメリットは、根本的な解決に至らないこと。

「向き合う」と、「逃げる」という2つの選択肢は、相手によって、場面によって、使い分けができるのが一番理想的である。

使い分ける一つの手段として、「枠組み/境界線」を決めることが挙げられる。人によって、さらに同じ相手でも状況によって変えてしまって良い。

 

・人間関係で枠組み/境界線を設ける

 例えば、私は他人を思いやりすぎる傾向があるが、相手を思いやる回数を具体的に決めてみる。この人の言動にはいつも傷つけられているが、うまく距離感を保てない…という場合、「2回までは相手を助けるけど、3回目は助けない」と枠組みを決めてみる。自分の中だけで決めてもいいし、相手に言ってみても良いかもしれない。

はたまた、枠組み/境界線を最初に決めないで、ゆらゆら身を任せることも一つの手段である。

どちらにしても、その相手対して、その状況において、自分が本当に望んでいることを自分で理解しない限りは、枠組み/境界線を決めるか決めないかを決めることも難しい。相手に振り回されてしまう。

 

・自分の本当に望むこと知る

私は、自分だけのことなら猪突猛進になれるけど、自分の選択によって他人に影響を与えてしまうような場面であると、途端に他人をどうしても思いやってしまうようだ。

優しすぎるのは自分の良い面ではあるけれど、それによって自分が苦しまないように、自分に負の影響をもたらすものから意識的に遠ざっても良いのだ。

まずは、自分がその状況下で本当に望む状況を理解してあげないと、問題に対して向き合うか逃げるかを決めることもできないし、その人間関係においての枠組みを決めることもできない。

自分が本当に望んでいること・やりたいことを知るための日々はこれからも続く…