『正義とは何か』
マイケル・サンデルのベストセラー
シアトルでの講演会で本人と出会った。
英語で内容難しかったけど、あの対話の話し方が印象的で感動。
哲学について考えてた時期だったり。
ゼミでの討論で、マイケルのこのベストセラーが課題図書だった。
正義とは、『社会的効用の最大化、最大効用』
それについて議論した。
それまであまり本を読まなかったけど、とても気に入った本だった。
だから留学中に偶然にも会えたことは感動した。シアトルに行ったのは運命だと思った。
そういえはいつの頃か、『選択の授業』
というテレビ番組にハマっていた。
ハーバード特別講義の。
日本でもこういう授業があれば面白いのに。
留学中に感じたのは、やはり授業の種類が違う。がっつり課題があり皆授業後は勉学に励むし、討論多く自分の意見を発言する機会が多く、自分の価値観や考えを考えさせる授業も多い。個々のライフプランやキャリアプラン、そもそも自分の価値観を見つける自己分析・他己分析の授業もあった。オンラインで討論する授業も。
選択の授業のテレビ番組の中で、
内向的な性格と内気は違う。
というのは勇気付けられた。
長年の呪縛から解放された感じもした。
留学中にハーバード大学に行ったことを思い出す。グローバル就活フェアに参加した時にボストンに行ったのだ。
マサチューセッツ工科大にも行き、そこでは日本語を学ぶ外国人に声をかけられた。
世界のトップの大学って違うなとオーラを感じた。ウェルカム感が強い。
日本の大学はある意味ではとても閉鎖的空間。
同類が固まって時を過ごしている。
友達が多いほど単位が取れる的な。
遊んで暮らせる大学時代が、本人達にとっては一番楽しい時期だろうけど、言っちゃえば中身のない、お金の無駄な4年間。
そういう時間も人生には必要なのかもしれないけれど。
上記の色々は数珠繋ぎに思い出したこと。
あれほどまで当時は感動したのに日常に忙殺され忘れていた、過去の感情が今回蘇ってきたのは、
同僚にTEDを勧められて、久々に見たからだ。
ある町工場の社長の、夢を持とう、という話。
久しく夢はもっていないなと切なくなった。
けれど、自分の人生から離れていたTEDを、
留学時代に観ていたことを思い出した。
人は当時感動して一生忘れないと思っても、忘れているんだな。
でも何かのきっかけに思い出す事がある。
選択の授業にはまっていた事を思い出したり。
正義を勉強したことを思い出したり。
子育てする上で何か活かせないかな…
教育とは何なのか
今の私には本当に夢はなくなってしまったのか
久々に内省できた。
やっぱり内省って大事。
内向的な内省って大事。
育児家事の普段もとても充実して得るものあるけれど、一人の時間の内省でしか得られない感覚がある。それを思い出す。
頭がパーっと暑くなる感じ。
開ける感じ。モヤモヤする感じ。
全て大事。