2018/11/23 久々のTED

『正義とは何か』

マイケル・サンデルのベストセラー

シアトルでの講演会で本人と出会った。

英語で内容難しかったけど、あの対話の話し方が印象的で感動。

哲学について考えてた時期だったり。

ゼミでの討論で、マイケルのこのベストセラーが課題図書だった。

正義とは、『社会的効用の最大化、最大効用』

それについて議論した。

それまであまり本を読まなかったけど、とても気に入った本だった。

だから留学中に偶然にも会えたことは感動した。シアトルに行ったのは運命だと思った。

 

そういえはいつの頃か、『選択の授業』

というテレビ番組にハマっていた。

ハーバード特別講義の。

 

日本でもこういう授業があれば面白いのに。

留学中に感じたのは、やはり授業の種類が違う。がっつり課題があり皆授業後は勉学に励むし、討論多く自分の意見を発言する機会が多く、自分の価値観や考えを考えさせる授業も多い。個々のライフプランやキャリアプラン、そもそも自分の価値観を見つける自己分析・他己分析の授業もあった。オンラインで討論する授業も。

 

選択の授業のテレビ番組の中で、

内向的な性格と内気は違う。

というのは勇気付けられた。

長年の呪縛から解放された感じもした。

 

留学中にハーバード大学に行ったことを思い出す。グローバル就活フェアに参加した時にボストンに行ったのだ。

マサチューセッツ工科大にも行き、そこでは日本語を学ぶ外国人に声をかけられた。

世界のトップの大学って違うなとオーラを感じた。ウェルカム感が強い。

日本の大学はある意味ではとても閉鎖的空間。

同類が固まって時を過ごしている。

友達が多いほど単位が取れる的な。

遊んで暮らせる大学時代が、本人達にとっては一番楽しい時期だろうけど、言っちゃえば中身のない、お金の無駄な4年間。

そういう時間も人生には必要なのかもしれないけれど。

 

上記の色々は数珠繋ぎに思い出したこと。

あれほどまで当時は感動したのに日常に忙殺され忘れていた、過去の感情が今回蘇ってきたのは、

同僚にTEDを勧められて、久々に見たからだ。

ある町工場の社長の、夢を持とう、という話。

久しく夢はもっていないなと切なくなった。

けれど、自分の人生から離れていたTEDを、

留学時代に観ていたことを思い出した。

人は当時感動して一生忘れないと思っても、忘れているんだな。

でも何かのきっかけに思い出す事がある。

 

選択の授業にはまっていた事を思い出したり。

正義を勉強したことを思い出したり。

 

子育てする上で何か活かせないかな…

教育とは何なのか

今の私には本当に夢はなくなってしまったのか

 

久々に内省できた。

やっぱり内省って大事。

内向的な内省って大事。

育児家事の普段もとても充実して得るものあるけれど、一人の時間の内省でしか得られない感覚がある。それを思い出す。

頭がパーっと暑くなる感じ。

開ける感じ。モヤモヤする感じ。

全て大事。